地方の拠点都市。
このワードを聞くと皆さんはどんなことを思い浮かべますか?
これから少子高齢化が進んでいくうえで、地方都市はとても重要な役割を果たすと僕は考えています。
農村部だけではなく、都市部もこれから高齢化していく。その高齢化していく中で生活のロールモデルとなるのが地方拠点都市だと考えています。
今日紹介するのは「プラチナシティ」と呼ぶ北海道・旭川市。
シルバー世代がより充実した生活を送ることができる都市をめざして、地域資源を生かした「食」と「健康」をテーマにいくつものプロジェクトを手掛けているとのこと。
夏は暑く、冬は極寒。そんな最北の地方拠点都市・旭川の取り組みに迫ります。
高齢化率は全国平均を上回る
旭川市の高齢化率は2019年1月1日時点で33.0%。全国平均の28.1%を5%上回っています。
2045年には高齢化率は46.5%になると予想されており、このままだと約半分が高齢者になってしまうという街です。
そのなかで旭川市が目指すのは「健康」のハブ機能と、「食」のハブ機能です。
駅チカで自然と都市機能を調和させる。
旭川駅に直結したまちの中心にある全国的にも珍しいロケーションのガーデン・北彩都ガーデン。
市内中心部に市民の手によって植えられた植栽などにより自然と都市機能が調和した空間づくりが進み、それを活用したイベントも充実してきています。
また、隣接地には医療や健康に寄与する施設や高層住宅の建築も進んでいることから、生き生きと住みやすいエリアづくりが進んでいると言っていいでしょう。
旭川空港が地元グルメの発信拠点。
旭川空港ターミナルでは、2019年5月に地元グルメであるジンギスカンを楽しめるジンギスカンテラスの設置を行いました。
こんなテラス席で名物グルメに舌鼓を打つことができます。
また2019年9 月には,旭川ラーメンなど地域の食や産品を集めたフードコート「そらいち」を開設し,観光客をはじめとする多くの人が集まり楽しめる地域の魅力の発信拠点としての機能強化が進んでいます。
これからは地域の食や食文化,産品などの魅力が発信できる拠点として位置づけ,観光客のみならず,圏域住民に向けても広くPRを展開していく予定です。
まとめ
健康には、普段の生活習慣に加え、人と人のつながりなどから生まれるプラス思考なことも影響をしているという話を呼んだことがあります。
だからこそ、自然も、また、地元の食も身近に感じてもらえたら、まわりにまわって、高齢化していくまちの健康寿命は上がっていくのではないでしょうか。
僕も北海道に移住した人間として、都市機能をもった最北のまちを見守り続けたいと思います。
まーきち
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