農山村でさえ、遠い「森」という存在。
皆さんは「森」に行ったことがありますか?
ほとんどの人が森に行ったことがないのではないでしょうか。
この記事を書いている僕も実際に森に入ったことはありません。
驚くことに、森が身近にある農山村においてさえ、多くの人々にとって、森は近いようで遠い存在です。
日本で行われていた暮らしの中に森を活かす文化を、
今、新しい形で蘇らせられないか。
そんな想いから生まれたのが『NPO法人 森の生活』です。
「森の生活」を体験するプログラムの数々
「林業では森づくりのため間伐や枝を払う作業が行われるが、
幹以外の枝葉は山に肥料として捨てられるだけ。」
その葉っぱがいい香りだと気づいた森林組合で、
精油づくりのアイデアが生まれたのが始まりとのこと。
トドマツの精油づくりは、森の恵みをあますところなく活用し、
林業の廃棄物を木炭・木酢液・木質バイオマスなどに変え、
有効利用する〈ゼロ・エミッション〉の取り組みを担っているそうです。
なにも、森に囲まれた暮らしだけが森の生活ではありません。
日々の暮らしの中にある森から生まれたものについて想いを馳せてみると、私たちの暮らしが思いのほか森とつながっていることに気づくのではないでしょうか。
ふだん森と接する機会の少ない方に、「森の生活」ではふだんの暮らしに森を活かすヒントを見つける体験プログラムが用意されています。
森で枝葉を採って、エッセンシャルオイルをつくったり、もりを散歩したり。
ゆっくりとした時間の流れで森を感じられる場がそこにはあります。
もう少し、時を忘れて豊かさを感じたいという方は宿泊も一緒にいかがでしょうか。
「食べられる」庭も!
食べられる庭・ヨックルガーデンでは、自然農法やパーマカルチャーなどから学びながら、色々な野菜やハーブを育てています。
自分の時間に日々のちょこっと畑仕事をしたり、みんなで集まるガーデン作業日に交流しながらワイワイと作業したりして森の恵みを受けた採れたてのご飯を作ってみてください。
人の数だけある「森の生活」が、森を育てる。
生きていくために絶対に欠かせない林業。
しかし普段の生活からは遠く、どこかで「当たり前にあるもの」という感覚があるような気がします。
自分ができないことは人に任せてもいい。
だけど、みんなが生きていくために誰かがやってくれているんだということを忘れてはいけないと思います。
皆さんも、森で心を休め、想いを馳せてみたら普段の暮らしのヒントが見つかるのではないでしょうか。
僕も林業に携わっていない分、まずは「暮らしにおいてどんな工夫ができるだろう?」と想いを馳せてみようと思います。
▼「森の生活」のホームページ
https://moritokurasu.shopselect.net/
(2020年6月1日より営業再開中です!)
まーきち
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