【インタビュー】年間300以上の温泉を巡る、温泉専門家の北出恭子さんに聞いてみた

【インタビュー】年間300以上の温泉を巡る、温泉専門家の北出恭子さんに聞いてみた

お風呂はめんどくさがりでも、絶対に湯船に浸からないと気がすまないキタムラです。夏はめんどくさいし暑いしついついシャワーで済ましがちになりそうですね。

というわけで、3月22日に今話題の「Clubhouse」で温泉家の北出恭子さんにインタビューさせていただきました。その内容やなぜインタビューをしたのか、きっかけなども踏まえてご紹介してきます。

目次

インタビューのきっかけ

わたくし、最近Webセミナーも開催するなど人前で話す機会もあるんですが実は苦手なんですね(汗)
苦手克服もそうですが最近流行りの音声コンテンツ、このままだと絶対関わらないか一生聞き専(聞く専門)になると考えました。職種がWebデザイナーやってますが、デザイナーは流行りを敏感にしないとお仕事が厳しいのも知っています。

なので、Clubhouseでなにかできないか?を考えて思い切ってインタビューを取ってみることにしました。

北出恭子さんとのインタビューに関して

北出さんとの出会いはClubhouseです。3月にローカルイノベンチャーズで開催された「《民間から始める》地方創生・地域おこしを考える部屋」でした。
そこでインタビューのオファーをさせていただきました。

では、ここからインタビュー記事です。色々聞きましたので最後まで御覧ください♪

温泉家/スプリングラボ合同会社CEO 北出恭子さんインタビュー

自己紹介をお願いします

国内外の温泉を年間300湯以上めぐる温泉専門家です。
多数の温泉資格や知見を活かし、メディア出演や講演を中心に温泉の魅力を世界に発信し続けています。
また、温泉地自治体や企業と連携し、温泉を軸とした地域資源の創出や温泉地づくりをサポートし、大学非常勤講師や観光行政の委員も務めています。

Webサイト「北出温泉」
https://kitade-onsen.com/

Twitter
https://twitter.com/kitadekyoko/
Instagram
https://www.instagram.com/onsen.expert_kitadekyoko/

You Tube「温泉旅行体験TV『J-ONSEN』」

著書「九州絶品温泉、ドコ行こ?(ペガサス出版)」

【所属組織】
杏林大学CCRC研究所・客員研究員、特定非営利活動法人日本ヘルスツーリズム振興機構理事、NPO法人 健康と温泉フォーラム研究員、一般社団法人 ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構・ONSEN アンバサダー、九州観光推進機構九州温泉道選定委員、山口県観光審議委員、別府温泉地球博物館研究員、環境省“チーム新・湯治”チーム員、日本温泉気候物理医学会会員、日本温泉科学会会員、日本温泉地域学会会員、日本温泉協会会員等

「温泉家」という肩書でお仕されていますが、主にどんなことをするのでしょうか?

  • テレビ、ラジオ、新聞などのマスメディアへの出演
  • 専門誌や雑誌への寄稿
  • 行政や自治体向けの講演
  • 温泉地でのコンテンツ開発や磨き上げ
  • 企業や事業者へのアドバイザー事業、コンサルティング事業
  • 企画、監修、プロデュースなどの地方創生事業
  • マスメディアやwebを活用したプロモーション事業

最近では、インバウンド向けた環境省の「温泉地の多言語化促進マニュアル」の監修を行いました。

「温泉」を伝えることが私の使命

温泉と出会っていい事だらけ、人生が豊かになった。と話す北出さん。

もともと低体温、低血圧でひどい時は34.9℃という時もありました。学生の頃はすぐに風邪を引き、偏頭痛や生理痛もひどく学校を休みがちで。。。
今では温泉やお風呂に毎日入るようになり、体温が1℃以上上がりここ数年病気にならず、健康体になりました♪

ストレスなどで肌荒れがひどく、高級化粧品を使ったりエステに通ってなんとか治そうとしましたが、なかなか改善しなかったのです。しかし、日常的に温泉に入るようになってから肌の状態が良くなり、今では特別な美容法は何もせずにキープできています。

温泉地へ行くことで温泉を楽しむだけでなく、自然、歴史、食文化などに五感で触れることで、ネット上では得られないような多くの知識や経験が得られる。
温泉を目的に旅をすることで、かけがえのない人生の豊かさを手にすることができたと、温泉の魅力を語ってくれました。

人に裏切られて疑心暗鬼になったことがあり、その時に救ってくれたのも温泉でした。
温泉に浸かりながら自然の中でマインドフルネスをしたことで“心の湯治”をし、自分自身の心の免疫力で立ち直ることができたんです。

これらの様々な経験から、もっと日本の温泉の魅力や価値を世界中の人たちに伝えたい!伝えなければならないと天命を感じ!温泉家という職業を続けています。

現在、大学の心理学部に在学中。
温泉と心理学の研究を重ね、温泉心理学研究者として社会貢献をしていきたい、と語ります。

「温泉家」この仕事を始めたきっかけは?

元々は、九州でTVリポーターやラジオパーソナリティーなどタレント活動をしていました。たまたま近所のスーパー銭湯に行った時、「温泉ソムリエ」認定セミナーのポスターを目にして申し込んで受講しました。資格取得をしたことで、これまで考えたこともなかった温泉の奥深さを知り、目から鱗!!
知識を得たことで興味と好奇心が湧き、温泉分析書だけでは分からない温泉の魅力を体感したくなり、車中泊をしながら夢中になって九州中の温泉を巡っていました。
大好きな温泉を発信し続けていたら、趣味が高じていつのまにか仕事になっていました。

「温泉家 北出恭子」ならではの仕事術について、Instagramなど素敵な温泉写真がいっぱい上がっていますがどんなふうに撮ってますか?

温泉では、基本的には自撮りをしています。
施設側には事前に許可を得て、防水カメラ、スマートフォン、三脚などの撮影器具を持って、セルフタイマーで撮影。

どうしたら浴室や湯船、景色や温泉水が魅力的に見えるかを考えてイメージしながら、画角を調整し色々な角度から撮影しています。自分が納得いくまで何度も撮り直すので、多い時は1施設で数百カットの時もあります。

あくまでも温泉が主役で私は脇役。脇役として主役を最大限に引き立たせるポジショニングやポージングを大切にしています。

何度も浴槽から出てチェックし調整して、入浴してポージングを繰り返すので、筋肉痛になることも多いですね。
広い浴室や湯船であればポジショニングまでに距離があるので、セルフタイマーに間に合うようにダッシュで走るので、滑ったり転んだり、生傷が耐えません。体を張って撮影しています(笑)

写真を見る限りカメラマンさんとかいるかと思うクオリティでした!

北出さんのInstagramはコチラです↓
https://www.instagram.com/onsen.expert_kitadekyoko/

ちなみに温泉以外の趣味ってありますか?

今でも1番の趣味はもちろん温泉

他に一つ上げるとしたら登山。日本には歩いてしか辿り着けない温泉がいくつもあるので、その温泉を目的に登山をしていたら、いつの間にか装備も増えていき…今では登山も趣味になりました。

美しい雄大な景色を眺めながら登山をした後に、大自然の中で入る温泉は格別です。

温泉からつながる趣味ですね。わかる気がします。

ここからは私キタムラが個人的に聞きたいと思った質問になります↓

コロナ禍でなかなか温泉に行けないですよね?北出さんならではのおうちでの過ごし方を教えて下さい

自宅のお風呂での楽しみ方を模索していました。
バスピローやバスタブトレーを購入して快適に過ごせる環境を整えてみたり、宅配温泉オーダーし、YouTubeで温泉の音を聴きながら入浴しました。

オリジナル入浴剤を作ってバスタイムを満喫♪
入浴剤は台所にあるもので作れます。

例えば、重曹・ブラック岩塩(硫黄の匂いがする)・好きなエッセンシャルオイルを混ぜてバスソルトを作ったり、重曹・クエン酸・アロマオイル・食紅でバスボムを作る事もできます(全て100均で手に入るものです)

他にも、牛乳、ワイン、日本酒、はちみつ、ハーブを入れたりします。野菜や果物などの植物を活用した季節湯(ゆず、桜、しょうぶ、よもぎなど)もおすすめです。

身近なもので入浴剤が作れるとは。。。知らなかったです。。。

最近湯船に浸かってない人も多いですね。。。

キタムラも夏場はシャワーで済ませたほうですが、最近は湯船でないと1日が終わらない気がします(笑)日本人の温泉離れ、このことについて北出さんはどう思われますか?

温泉へ行けなくても先ずは自宅の入浴から始めて欲しい。
入浴には、温熱作用、水圧作用、浮力作用など様々な効果が期待できます。

入浴により血行が促進されることで、老廃物はデトックスされやすくなり、新陳代謝や免疫力も高まります。また、筋肉や関節などの緊張がほぐれ心身ともに疲労回復できます。
入浴は自律神経のバランスを整えてくれる私たちの健康と美容には欠かせないとても大切なものです。

コロナ関係なく、今一番行きたい!と思う温泉地はどこですか?

う〜ん…北方領土の温泉です!

どうやら噂によると温泉パラダイスらしく…今1番興味があるスポットです。海外の温泉もまだ行ったことのないところが沢山あるのでコロナが落ち着いたら、世界中の温泉を探求したいです。

北方領土って答えた人は初めてです(笑)
確かに、あそこには野生のアザラシとか。。。もごもご。。。

最後に、この記事を見て頂いた方に一言お願いします!

雨が地下水となりマグマで温められ地上に温泉が湧き出すまで、平均で50年〜100年かかると言われます。それだけ時間をかけてゆっくりと育まれた地球からのかけがえないパワーギフトです。

その自然の恵みに感謝しつつ、コロナ禍で疲れた心と体をゆっくりと癒して欲しいですね。

コロナの影響で観光業界は大打撃!温泉地へどんどん足を運んで応援して欲しいです。

ありがとうございました!!

インタビューを終えて

北出さんに最後に、インタビューを受けてどう思いましたか?を聞いたところ

自分を改めて見つめ直すことができて、とても楽しかったです♪

と言っていただきました。
話をして、私も好きなデザインやイラストのお仕事をしていることに共通する部分がありました。

なのでお話がとても楽しかったです♪

「クリエイタートーク」としてインタビューをしています

不定期ですが、Clubhouseでインタビュー企画をやっています。ご興味が有りましたらぜひキタムラまでお声かけてください。

ひょっとしたらコチラからお声かけていただくこともあります(現在声掛け率高めです)

【予告】4月15日(木)20時に「クリエイタートーク」

今回のお相手は御蔵島在住の民宿経営、オープンコミュニティ主催のニシカワリエさんです。 Webサイトでお世話になってるお客さんで、御蔵島で様々な活動をされている方ですので、今の御蔵島はどうなのか? コミュニティ活動、そしてコミュニティを支えるインスピレーターのカワイイあの子の事も聞きますので、お時間がある方はぜひ聞きに来てください♪

Clubhouseはコチラです↓
https://www.joinclubhouse.com/event/xBJRnyKR

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フリーランスのWebデザイナー・海洋生物専門イラストレーターとして、地方創生に関心、興味を持ち、現在は大阪を拠点として地方移住を目指しています。 ダイビングがきっかけで地方への関心と、地方活性化に興味を持ち、海と地方創生のお仕事がしたいヒトです。アイコンはイルカです。
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この記事を書いた人

フリーランスのWebデザイナー・海洋生物専門イラストレーターとして、地方創生に関心、興味を持ち、現在は大阪を拠点として地方移住を目指しています。
ダイビングがきっかけで地方への関心と、地方活性化に興味を持ち、海と地方創生のお仕事がしたいヒトです。アイコンはイルカです。

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