【水族館のSDGs取り組み事例を紹介】海遊館

2019年から年パスを持って、月1回ペースで海遊館に行っていました。
海遊館では2013年に「新体感エリア」というものができました。ここには環境変化を受ける地域をテーマにし、北極圏に生息している生き物の展示をしています。

ワモンアザラシ

SNSで「まるすぎるアザラシ」と話題になった「ワモンアザラシ」が展示されているのもこの新体感エリアです。

“未来の環境のためにできること” ミニコーナーを開設しています
https://www.kaiyukan.com/area/topics/

海遊館とSDGs

新体感エリアを少し進んだところ、ワモンアザラシの先にある展示コーナーにはSDGsの取り組みの一例がパネル展示されています。では主にどのようなことをしているのかというと、使い捨てプラスチックの削減の紹介でした。

使い捨てプラスチックの削減の紹介

中でも、プラスチックごみで海が汚染されている(後に海洋プラスチックと呼ばれます)というのは聞いたことがあるかもしれません。テレビで無人島サバイバルロケの時に落ちていたペットボトルを集めてイカダを作っているのを見て、なぜそこにたくさんあるのだろうかと疑問に思ったこともあります。

また、プラスチックは海に生息する生き物にも影響を与えています。
海遊館の展示には、ジンベエザメの死体を解剖したところプラスチックの櫛(くし)が体内にあったということも書かれています。

ジンベエザメの胃の中に入っていた櫛

プラスチックは水に流しても溶けないので、生き物が間違えて食べてしまうこともあります。特にプランクトンを主食とする魚、ジンベエザメやマンタ(オニイトマキエイ)、ヒゲクジラ(シロナガスクジラやザトウクジラなど)

海遊館で取り組んでいるSDGs

海遊館にあるミュージアムショップでは、お土産を買ったら入れてもらうのは紙袋です。かつてはプラスチックの袋がありましたが、海洋プラスチック問題から紙袋に変更したということです。ちなみに、大阪にある「ニフレル」も紙袋です。

海遊館とニフレルの紙袋

SDGsでは「12」「14」「15」の項目での目標を立てています。

「14」海の豊かさを守るだけでなく、「15」森の豊かさ、2つを合わせた「12」のつくる、つかう責任も果たしていきましょうとのメッセージです。

ジンベエザメから考えた海遊館のSDGs

海遊館のジンベエザメ

海遊館にはジンベエザメを2頭飼育しています。ジンベエザメの生態を追っていくと食事方法で海の環境をどのようにしたら豊かな海になるのかも想像できます。
今、コロナの影響で開催されてないフーディングタイムでは豪快に口を開き、立ち泳ぎする姿をします。もし見かけたらそれは「お食事中」ということです。

お食事の中に「もしあの中にプラスチックが入っていたら死んじゃうよね」と思ったら、まずは「できること」から始めていきましょう。

私たちが今できることとは?

展示の最後に「エジカル消費」についての紹介がありました。
エジカル消費とは、環境に配慮した商品やサービスを選んで消費することです。

例えばどんなことをすればいいのか
・エコバックを使う
・紙ストロー、紙コップなどを使う
・水筒を持つ など

他にもありますが、以上のようなこともしてみましょう。
海遊館に行ったら、ワモンアザラシの後のパネル展示も是非見てください。

海遊館Webサイト
https://www.kaiyukan.com/

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フリーランスのWebデザイナー・海洋生物専門イラストレーターとして、地方創生に関心、興味を持ち、現在は大阪を拠点として地方移住を目指しています。 ダイビングがきっかけで地方への関心と、地方活性化に興味を持ち、海と地方創生のお仕事がしたいヒトです。アイコンはイルカです。

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この記事を書いた人

フリーランスのWebデザイナー・海洋生物専門イラストレーターとして、地方創生に関心、興味を持ち、現在は大阪を拠点として地方移住を目指しています。
ダイビングがきっかけで地方への関心と、地方活性化に興味を持ち、海と地方創生のお仕事がしたいヒトです。アイコンはイルカです。

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