【チャンネル登録者数3万人】農家ユーチューバー浦田大志さんにインタビュー

今回はYouTubeのチャンネル登録者数が3万人を超える、農家ユーチューバーとまたろうこと、浦田大志さんの農園にお邪魔しました。

農家でありながら、ユーチューバーという浦田さんの活躍と今後の農業についての考えを伺いました。

 

 

YouTubeを始めたキッカケは?

農家の浦田さんの所に来ています。じつは、浦田さんはユーチューバーをされている農家さんなんですよ。ユーチューバー農家として、この令和時代の新しい農業ビジネスについてお伺いします。どうぞよろしくお願いします!浦田さん、まずYoutubeを始めたキッカケは何でしょうか?

私はいわゆる新規就農者という形で脱サラして農家になっているんですね。独立して4年目なんですけど、最初の1~2年目は本当に『食えない農家』収益が上げれなかったんですよ。

 

その一つの原因として、たとえばスーパーでミニトマトを買おうと思った時にたくさん並んでる商品で選ぶわけじゃないですか?それで、選ぶ基準って、人それぞれだと思うんですけども、多くの方が安いからとか見た目がちょっと綺麗だからとかそういった理由で買われると思うんですよ。

独立して、すぐの私がミニトマトを作って、スーパーや直売所に並べたところで選ばれなかったんですよね。だからといって安くすればするほど、経営が圧迫されるという袋小路にはまっていて3年目の冬ぐらいにこのまま行ったら潰れると思ったんですね。

 

そんな時に何を考えたかというと、『選ばれるような農園になろう!』と考えたんですよ。すなわち、農家のブランディングかなと思ったんですよ。

「ブランディングって、どうするんやろう?」と思ったときに、ぼくなりに色々と勉強したら、情報発信して認知されるという事ですよね。人々から認知されてファンになってもらって、農作物を指名買いしてもらう。そういう状況を作りたかったんですよ。

 

そして、考えたのがインスタグラムとYouTubeを真剣にやろうと思って、その中でYouTubeを始めたのがキッカケです。

すごいですよね~!今、YouTubeの登録者数が何人ですか?

32,000人ぐらいですね。

32,000人ですか~!スゴい(笑)

ありがとうございます!

農家さんでYouTubeのチャンネル登録者数が3万人を超えてるのはスゴいと思います。ぼくが初めてお会いした時も、お聞きしてビックリしたんですよ(笑)(YouTubeを)教えてもらいたいと思いました。それだけ、ブランディング力があるのを感じさせられました。

普段の発信について

普段、浦田さんはYouTubeでどういった発信をされているのですか?

そうですね。大きく分けて2つあります。

一つはいわゆる新規就農者、これから農業したいという方のために農家になるためには、こうしたらいいよとかこんな風に考えればいいよみたいなそういったハウトゥー系が一つ。

もう一つは作物育て方もそうですけども、特にミニトマトに焦点を当てています。
私の得意作物がミニトマトなので、家庭菜園の初心者の方に向けてミニトマトの作り方というのを私なりにおこがましいんですけど、こうしたら美味しいのができるよとかこうしたら上手くできるよみたいなアドバイスを特に入門者の方に対して発信してることが多いです

初心者向けにですね。なるほどですね。

【農業✕電子書籍】Kindle出版する農家

浦田さんは新しいチャレンジもされていて、最近、Kindle本を出版されましたね。タイトルは・・・

『脱サラ就農の入門書〜農業で自由を手にするための5ヶ条』という、ちょっと長いタイトルです(笑)

Kindle本にもチャレンジされて農家さんだけど、作家にもなってるというのは本当にチャレンジをされてるなと思います。

ぼくはこの本を読ませていただいて、既存の農家さんと違ってマーケティング力があるなと思ったんですけど、先ほどブランディングという話もありましたが、マーケティングも意識されているのでしょうか?

そうですね!ブランディング=マーケティングでもあると思うんですけど、やはり『選んでいただけるような農家さんになりたい』というのと、ファンが本当に欲しかったということですよね。

 

販売に苦しむというのが、結構新規就農者のポイントなんですよね。作物が売れないってことが多かったり、もしくは売れても低価格というのがあるので、ぼくも作物がよく売れるように、その根底には、やはりミニトマトに自信があったんですね。

どうしても、美味しいミニトマトをたくさんの人に届けたいという思いがあって、そのためにYoutubeをしています。Kindle本の場合は、どちらかというと『これから農業したい』という方の参考書になればいいと思いました。私の周りの前で、いわゆる脱サラした独立就農者というのは、結構、経営が厳しい人は多いんですよ。

これは、構造的な問題というのも当然あると思うんですけど、従来型の『こうすればうまくいくよ』という方法をみんながやったところで、あんまりうまくいってないなというのがあって、だからこそ私が色々チャレンジして新しい事をすることで実験できるじゃないですか?

 

その実験結果を皆さんに伝えたかった。これから農業をする人も私の失敗例とか成功例を見て、それを真似して上手くいってくれたらいいなあと思いがあったりします。

いや~!さすがです!
じつは余談になるのですけど、浦田さんのKindle本に対して、インフルエンサーのイケハヤさんが『良い本ですね~。ダウンロードします!』というツイートを見ました。

ビビったっす(笑)ビビりました!

イケハヤさんがそう言うくらいだから、興味を持たれる本であったというのと、Amazonのkindle総合ランキングも最終はトップ3まで上がったので、総合ランキングで3位はなかなかいけないです。もうすごいなと思って、今後もKindle本を出してほしいです

Kindle本と言えば、すぎにいさんですね(笑)

ぼくはKindle出版のコンサルをしており、タイトルとカテゴリーの相談に乗らせていただきました。

また、よろしくお願いします(笑)

農業塾の設立

あとは、今後の展望というかこれからやっていきたいことはありますか?

そうですね。今は富田林市というところで、じつは農業塾を立ち上げたんですよ。その農業塾では、いろんな方々の思いがあるのですけど、一番大きいのはこれから農業したいという方が、より現場に即したレッスンというか研修を受けれるが特徴なんですよ。

 

なので、独立してからも直ぐに売り上げを上げれるような、実践的な農業塾なんです。今は、それに注力させて頂いてます。

農業塾ですか~。もう募集は始まっているのですか?

一期生はすでに始まっていて、二期生の募集が4月から始まって8月開講なんですよ。それに向けてのプロモーションをやっているんですけども、クラウドファンディングをしようかなと考えているところで、認知をされるということですよね。

 

これもYouTubeと同じで、マーケティング論なんですけどもより認知をされて、応援者を増やして皆さんが選ばれるような農家になるようにという活動をしていこうと今、色々考えていたりします。

思いつきで話すのですが、浦田さんほどYouTubeで影響力のある人だったら、オンラインサロンを立ち上げてもいいのではないですか?

ぼくの個人的な考えてなんですけど、お金を頂いてそれに価値を提供するということが、自分を苦しめるんじゃないかという思いがあってやってないです。あと、農業者としてはもっと僕よりもレベルの高い人がいっぱいいるのでそれを言うのはおこがましいなと言う気持ちがあります。

どうなんでしょう?面白そうですけどね。

ぼくの勝手な思いつきなので(笑)

これからの農業。『半農半X』とは?

あと、これから農業についてどんなことを考えていますか?

国の指針でも発表されたらしいんですけども、いわゆる兼業農家『半農半X』と言ったりするんですけどそういうのをもっと推して行こうよという流れがこれから来るんじゃないかと思っていて私も大賛成だったりするんですね。『半農半X』が何かというと、農業もするけど本業もあるよ。すぎにいさんの場合はフリーランスじゃないですか

そうですね。

フリーランスの方が例えば、月火水木とネットさえあれば、仕事ができるという状態の方が残りの日に畑をやるという、そういう世界ですね。
あと、農業を暮らしに取り入れるという、もちろん副業として収益を上げるのも可能です。

 

特にネットリテラシーの高い方は自分で売れるじゃないですか。サイトで野菜売ってもいいし、もしくは近所の直売所に持っていってもいいし、もっと農業というのを専業だけじゃなくて、副業としてもしくは兼業としても農業を進めていきましょうっていう流れが、僕はすぐ大賛成でそうすることによってですね。

後ろの畑なんかもじつは、おばあちゃんがやってらっしゃるんですよ。耕作放棄地というのも、どんどん増えていってる。

農業会の問題として農家の高齢化とか、耕作放棄地が増えてきて、農村が荒れてると地方が疲弊しているという話があるんですけど、別に東京とか大阪とか都市部にいなくても仕事が出来る環境に今は結構あるのでそういった方がですね。

 

地方移住して、そこで仕事をしながら畑も耕してスローライフを自分でやって、その作物も食べるもヨシ、それを売ってもヨシという形で、もっと自由に農業に関われるという環境がこれから推奨されるとぼくは思っているんですね。

そこでぼくができることは『半農半X』兼業農家になりたい人のための情報発信というのも強めていきたいなと思ってます。
例えば、『手のかからない野菜5選』とか『素人でもできる野菜5選』とか
そういったものを提案できたらいいなと思っています。

素人にはすごく分かりやすいですね。

もっと多くの方が農業と触れ合う機会というのがあればいいなって思ってるんです。畑を見たら分かると思うんですけど、本当に癒されたりするじゃないですか

そうですよね!本当に自然豊かですから癒やされますね!

週に半分くらいはね。太陽を浴びながら、畑仕事をして汗をかきながら、さらに美味しい新鮮な・安全ものを食べれるというのは、ものすごく人間生活にとって良いと思うので、人の生き方って変わってきてる。
特にこのコロナ禍でそういう生き方ってのがもっと推奨されればいいなと思っています。

たしかに今の時代にマッチした考えですよね。

ぜひ、『半農半X』を覚えておいてください!

みなさん、覚えておいてください(笑)

今日は浦田さん、どうもありがとうございました!

ありがとうございました!

まとめ

今回は農家ユーチューバーの浦田大志さんにお話を伺いました。

 

浦田さんは、新規就農者として起業当初は、たいへん苦労されました。
『選ばれる農園になる』ブランディングづくりのためにYouTubeを始めて、チャンネル登録者数が3万人を超えました。

さらに電子書籍のKindle出版されて、ランキング上位を獲得。
浦田さんのKindle本について、詳しくはこちらの動画をご覧ください。
農家のkindle本【印税公開します】農家のマネタイズ挑戦! 

 

農業塾も設立し、常にチャレンジを続けています。
また、これからの自由な農業のあり方として、『半農半X』を推奨されていました。
半農半Xについて詳しくはこちらの動画をご覧ください。
【半農半X】兼業農家のすすめ【2021年農業始めたい人へ】

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大阪の泉州地域で活動するフリーランスのWEBエンジニア・ライター。 前職は工場で勤務していたため、WEBに関してはド素人だった。しかし、独学で勉強をしてWEBエンジニアになる。副業をしているサラリーマンやフリーランスが、もっと生きやすい社会をつくることを目指している。
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この記事を書いた人

大阪の泉州地域で活動するフリーランスのWEBエンジニア・ライター。
前職は工場で勤務していたため、WEBに関してはド素人だった。しかし、独学で勉強をしてWEBエンジニアになる。副業をしているサラリーマンやフリーランスが、もっと生きやすい社会をつくることを目指している。

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