稲美町トライやるウィークでの講演とそれでも動かない役場の人たち

月一回は書こうと思っていたのに、作業に追われて書くことを怠ってしまっていました。
その間にお手伝いさせていただいた企業さんの大きなキャンペーンも終わり、少し落ち着いたので、書こうと思います。

息子は保育園に行き初めてから、急激に言葉が達者になり、
電話でばぁちゃんじいちゃんとお話しできるようになりました。

今回は、トライやるウィークでの講演と役場の人たちとの話について書こうと思います。

稲美町中学校のトライやるウィーク

本来はトライやるウィークは春に行う予定だったそうなのですが、緊急事態宣言や学校の休校により、
春にできなかったために11月になりました。

3日間関わらせていただいたのですが、フリーランスでもトライやるウィークに関われるのが地方ならではなのかなと思います。
都市であれば、ファミレスにスーパー、士業事務所、建築事務所、不動産、etc色々あって、個人が出る幕はないでしょう。

受け入れ先が少ないからこそ、中学生と対話し、職業観について聞けたのはとてもよかったです。

講演では、ざっくり”働くって何?”とのタイトルで話させていただきました。

このコロナ渦の中、テレワークや地方移住、フリーランスがテレビ等々で取り上げられる中、
なかなか稲美町にはそういった方がいないということで、
地方移住したフリーランスとして、どうやって仕事をしているか、なぜ稲美町に移住したのか、教師をしているときとの”働く”に対する考え方の違いについて話しました。

お父さんは明石や加古川に仕事に行っているという会社員だという子が多く、新鮮だったようです。
稲美町の役場の方や稲美町議員の方も聞きに来てくださっていたのですが、
平日昼間に男性の仕事観について聞けて、中学生に聞かせることができて良かったですと言ってくださいました。

自分の場合は、すっごい特殊なので真似はしなくても良いと思いながら、一例として知っていただけたなら話した意味があると思います。

何が特殊かって、稲美町になぜ移住したかは”妻の地元”ということで、良くある話なのですが、
どうやって仕事をしているかは、、、営業したことなく、皆さんが仕事をくれる状態になったので、再現性をもっては話せないんです。

一見お金にならないと思われる非営利法人を3つ運営しており、そのメディア露出や実績、僕の人柄を見ていてくれた方たちが、
つっちぃに仕事をあげないと、つっちぃが死んでしまうとお仕事をくださるようになったからです(笑)

フリーランスになった理由も、会社員や教師に縛られるのが嫌だったわけではなく、ただただ子どもとの時間を長く過ごしたいからです。

以上のような”働く”を話した後に、外から見た稲美町についてもお話しさせてもらいました。
役場がなかなか変わらないので、外からも中からも変えていく予定だと宣言しました。

”地方だからなんもできない”は稲美町役場職員の怠惰

トライやるウィークの少し前、課長レベルの方とお話しさせていただいたのですが、
”稲美町にはなんもないんですよね”と。。。
思わず、『職員の怠惰ですよね。税金返してもらえますか?』と言ってしまいました。

言い過ぎたなと思いながらも間違ったことを言ったとは思っていません。

本当にPRや民間の使い方が苦手な町なんです。
外から見た稲美町でも、この地域の民間人材を活用することで、町で活動する人が増えることを伝えました。

明石や加古川に会社員として働いている方が多いので、昼間は稲美町にほとんど人がいないんです。
稲美町に企業数が少ないからなのですが、諦めずにそこをなんとか変えていく方法を考えるのが仕事なのではないのかなと思っています。

起業支援をしたり、役場が副業を認めたり、民間への委託をしたりと、
選択肢はいくらでもあるはずです。

PRもムービーは委託してつくったものの、その後の広報もしていないし、データも取っていないそう。。。
結果みて検証する必要性があるのは中学生でも知っているはず。

ここを変えていくために、まずは地域人材の活用と民間への委託をアプローチしにいきます。
何度も役場に行ってはかみついているので、厄介なやつだと思われているかもしれませんが、
”変わるきっかけを与えてくれている”と思ってくれている職員さんも数名いるみたいなので、
めげずに頑張ります!

まちづくり、子どもの場所づくりとしている3人(3人とも違う団体の代表)には共感していただけたので、
こどもまちづくり法人を立ち上げて進んでいきます!

 

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あふれ出た教育者つっちぃ

副理事長一般社団法人 Local innoventures
元理科教師。神戸市から妻の実家のある加古郡稲美町に移住。障害者とそのご家族が一緒にアウトドアアクティビティを楽しむ須磨ユニバーサルビーチプロジェクトを立ち上げたことをきっかけに、教師を辞める。SDGs×地方創生プロジェクト「ローカルイノベンチャーズ」立ち上げにジョイントし、現在副理事長。未来を創る100人会議など中高生の育成にも力を入れている。大学や企業での講演活動なども多数行う。大阪未来創世塾立ち上げ講師。

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この記事を書いた人

元理科教師。神戸市から妻の実家のある加古郡稲美町に移住。障害者とそのご家族が一緒にアウトドアアクティビティを楽しむ須磨ユニバーサルビーチプロジェクトを立ち上げたことをきっかけに、教師を辞める。SDGs×地方創生プロジェクト「ローカルイノベンチャーズ」立ち上げにジョイントし、現在副理事長。未来を創る100人会議など中高生の育成にも力を入れている。大学や企業での講演活動なども多数行う。大阪未来創世塾立ち上げ講師。

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